ウッドデッキの定義は「長い木材を使い」というように、ウィキペディアにもあります。デッキという単語は昔から建物以外に船の甲板や車両の床に使われてきました。長い木材が平行して使われているところです。
したがって短い90センチほどの板状のものを集めた、ユニット型のものはウッドデッキの定義には入りません。しいていえばスノコタイプです。ユニットでは長い木材、他えば1.8メートル以上のものが平行しているのようユニットタイプならウッドデッキの定義になります。実際90角のユニットを合わせたデッキはウッドデッキらしくありません。濡れ縁、スノコの延長みたいなものです。
日本でのウッドデッキは概念から仕様まで当社が定義してきましたらから、一番よくわかっています。
戦艦ミズリー オアフ島にて 甲板のデッキはチーク材
建設中の船舶デッキを設置したところ
ウッドデッキはロング板利用 ウッドパネルは短い木材利用
当社のキットデッキは業界でも一般の方にも綺麗とか美しいなどのお声を頂きます。その理由のひとつに幕板があります、床板の周囲周りに縦使いにして取付てある板です。もし幕板がなければ床板の小口が見えたままですし、根太あるいは大引きなどが見えてしまいます。そのため安っぽく見えてしまいます。標準のウッドデッキでは開口面1枚、奥行面2枚の計3枚を使いますので、それだけ木材の費用がかかってしまいます。
それで幕板を取り付けないメーカーもあるわけです。当社の標準キットデッキでは装備しています。
もちろんデザイン的に幕板がないほうがいいと思う方もいますし、設計上取り付けない方がいい、取れつけられない等の場合もありますが、これは致し方がないと思います。